クラウドソーシングがダイビング産業を破壊する?

最近よく目にするCMがあります。

というか、ジングルが割と秀逸なのでしょう。耳に残る。

『得意を売り買い、ココナラ♪』

ってやつですね。

 

 

みんなの得意を売り買い、と何ともわかりやすいキャッチコピー。

様は、スキルのフリーマーケットといったところでしょうか。

 

同様のにクラウドソーシング大手、クラウドワークスが手掛けるワオミーというサービスもあります。

 

 

こちらもキャッチコピーは

得意を売り買いできちゃうマーケットプレイス

 

自分が先に知っていたのはワオミーだったのですが、ココナラが先発なんですね。

ワオミーえげつない。

まぁ大企業のヒット戦略といえばそれまでですが。

 

今回の論点はそこじゃありません。

 

スキルフリマがダイビング産業を破壊する?

ワオミーがオープンする当時、プレスリリースを見た僕は

ダイビング産業を破壊しかねない

と直感しました。

スキルを売り買い=なんちゃってイントラ、なんちゃってガイドが横行?

ということです。

 

その後、あまりニュースを聞かなくなったので忘れかけていたのですが、ここに来て同業のココナラがやたらと目立つので、改めて考えてみようかなと。

 

ランサーズやクラウドワークスなどクラウドソーシングサイトの流行(と同時に問題も指摘されていますが)。

メルカリに代表されるフリーマーケットアプリの流行(こちらも色々と問題が出てきていましたが)。

一億総活躍社会を掲げる安倍晋三内閣総理大臣。(は関係ないかもしれませんが)。

 

個々のスキルをフリーマーケット感覚で売り買いする、時代の流れとしてなんとも自然な流れだと思います。

 

世の中にはダイビングを本職にしている人よりも、資格だけ持っている隠れイントラ、隠れDMの方が数多くいる物と思っています。

となると、既にココナラなどに出品されている『ダンス教えます』『ボルダリング教えます』と『ダイビング教えます』が肩を並べてもおかしくないのではないでしょうか。

 

ダイビング産業でスキルフリマが台頭すると?

自分のスキマ時間を利用して、趣味の延長なので、こんな出品になるかもしれません。

  • 商品名
    ダイビング教えます
  • 価格
    実費(●●円程度)+5000円

 

あぁ。。。価格崩壊に拍車が。。。

いやでも、休眠プロダイバーの活躍はダイバー増加に直結するはずで、長い目で見ればダイビング業界にメリット?

腕のある人なら良いけど、なんちゃってイントラがやって事故って、ダイビングのイメージダウンにつながるのでは?

とにもかくにもダイビングが身近な物になる一助になるのであれば良し!

 

 

などなど、賛否両論、いや、おそらく否の方が多いとは思いますが、大議論になりそうですね。

一時期、一部のダイビングショップで格安クーポンサイトが流行った時の様に…

 

自分が超アウトローで後ろ指を指されることも厭わないダイビングショップオーナーであれば

  • スタッフ、もしくは自分で、個人としてココナラに講習を出品
  • キッチリ講習する
  • 仲良くなる
  • ステップアップや器材は正規の物へ誘導

といった戦略をとるかもしれません。

 

自分がサラリーマンで、ダイビング大好きフリーインストラクターであれば、バディ潜水仲間を作るため、格安で出品するかもしれません。

すると

  • ライセンスはココナラで格安に
  • しかもバディ潜水を目標に、クオリティーが高い
  • ライセンス取得後はバディ潜水が当たり前

あれっ?バディ潜水が主流になるとしても、講習だけは外さないはずの(都市型)ショップって何をすれば…

可能性は0とは言えない様な気もします。

 

そんなことが起きたとき、現地サービスや都市型ショップ、指導団体がどう動くかはそれぞれの方々にお任せするとして

スキルフリマが本当にダイビング産業を破壊するかどうかはさておいて

 

常にダイビング産業を破壊しかねない何かが生まれ続けている、ということに改めて気づかされた様な気がします。

 

創造的破壊者でありたい

外部からの刺客に破壊されると、残るのは焦土と化した市場なのかなと思います。

であれば、内部から意図的に破壊しなければならない。

内部からの破壊であれば、その先には新たな市場が残るものと信じています。

 

創造的破壊。

大好きな言葉です。

 

そんな、ダイビング業界の創造的破壊者になりたいな、という想いが、またフツフツと湧いてきました。

 

今ある弊社の事業、創造的破壊かと言うと、そうでも無いと思います。

4年目の夏本番が始まる前で気が早いですが、5年目の節目を迎える来年夏には、何か1つでも、創造的破壊力を秘めた事業を展開したいな、と思っています。

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