これまでも何度かご紹介しているGoogleスプレッドシート。
Googleの提供するExcelの様なものです。
何故そんなにスプレッドシートを推すのか、そもそも論をお話ししたいと思います。
Googleスプレッドシートを活用するメリット
メリットを行動順に挙げていくと…
- レンタル器材などの準備が楽になる
- 当日の朝、車の定員と参加者数が合わないということが無くなる
- 出先での修正や当日の修正をスマホから行うことが出来る
- レンタル器材の配布が誰でも行える
- 参加者の経験本数やブランク、ダイビングスキルを共有できる
- 集計することで振り返りと目標設定が出来る
- 効果的な販促活動を行うことが出来る
こんなところです。
順を追ってご紹介したいと思います。
レンタル器材などの準備が楽になる
名簿からVLOOKUPを使って運営表に必要なレンタル器材を引っ張り
IFSを使ってサイズを自動判定し
COUNTIFを使って必要数を自動集計することで
運営表が指示する通りにレンタル器材の準備を行うだけで、レンタル器材の準備が終了!
その場で考えながら、だと意外に時間を食うレンタル器材の準備にかかる時間が、大幅に短縮されます!
当日の朝、車の定員と参加者数が合わないということが無くなる
参加者の数と車の定員、集合場所などを自動集計することで、ミスを減らすことが出来るので、真夏あるある(?じゃダメなんですが…)の1人乗れない!ということを防ぐことが出来ます。
こちらもCOUNTIFで実現可能です!
出先での修正や当日の修正をスマホから行うことが出来る
Googleスプレッドシートはスマホからも操作することが可能です。
海から上がると着信履歴。折り返すと予約の電話。
スマホのメモには書いたものの、メモしたこと自体を忘れて…
なんてことにならず、直接その場で運営表に反映させることが可能です。
また、当日キャンセルの場合なども、その場で運営表に反映することで
しまった…当初の予定人数で伝えてしまって、サービスに丸々1人分多く払っちゃった…
なんてことも無くなります!
レンタル器材の配布が誰でも行える
個人的には凄く大きなメリットだと思うのがここ。
サイズ、数を明確に集計してあり、スマホで表示することが出来るので、オーナーでなくてもレンタル器材の配布を行うことが出来ます。
車を駐車場に停めに行っている間に、若手スタッフがレンタル器材の配布を完了させてくれるので、時間を有効活用することが出来ますよ!
参加者の経験本数やブランク、ダイビングスキルを共有できる
Aさんは耳抜きが少し苦手、Bさんは無類のウミウシ好き、などといった情報を書いておけば、複数のスタッフが担当する場合でもスムーズに引き継ぐことが出来ます。
特に講習などで苦手なスキルを共有すると効果は絶大です。
また、経験本数と最終ダイビング日を管理することで、こちらも安全管理の助けになります!
集計はSUMIFで行うことが可能です。
※あくまで自店でのダイビング。本当は業界全体で共有できれば良いのですが…囲い込みはダメゼッタイ(笑)
運営表への反映は、QUERYを利用するのが良いかと思います。
集計することで振り返りと目標設定が出来る
今年は何人のゲストがリピートしてくれたのか、平均リピート数は何回なのか、といったゲストのダイビング行動を全て集計することが出来るようになります。
これによって
今年は平均リピート回数が0.8だったから来年は1.0を目指そう
などと数字を用いて明確な目標設定や振り返りを行うことが出来るようになります。
目標が数字で明確になれば、日々の活動に対する施策も明確になってくるのでは無いでしょうか??
ここでもSUMIFやCOUNTIFが活躍します!
もう少し詳細に、アドバンス所持者の平均本数、といった集計を行う場合にはSUMIFSやCOUNTIFSが活躍…
まだ取り上げていない関数でしたね。
こちら、SUMIFやCOUNTIFをIFSの様に応用することが可能です。
効果的な販促活動を行うことが出来る
エントリーレベルの人だけにアドバンスの案内を行ったり、半年以上来店していない人にだけダイレクトメールを送るなど、ゲストのニーズに合わせた販促活動を行うことが可能になります。
これにはフィルター機能が活躍します。
フィルターの使い方(【あなたのため】のダイビングを生む顧客管理)
活用方法は無限大
日々の活動をデータとして残しておくことで、これまで挙げたメリット以外にも様々な活用方法が考えられるかもしれません。
データとして残す最大のメリットは、ふと思いついたアイデアの実現や検証が可能になることでしょう。
他にも、Googleカレンダーと連携して予約を管理することなども可能なので、アイデア次第で様々な活用方法が考えられることと思います。
お店のスタイルによっても求める物は異なると思うので
『こんなことって実現できる?』
というご質問やご相談、お気軽にお待ちしています!
※ダイビング業界関係者に限ります。
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