ダイビング×AIの可能性

2017年、AIという言葉が一気に市民権を獲得しました。

 

facebook社では開発中の2台(2人?)のAIが、人間には意味不明な単語や文法で会話を始め、AI同士会話が成立している様子から、危険を感じ、システムを強制終了するという、まさにSFの世界が現実になりつつあるようなニュースもありました。

 

ということで、遅ればせながら勉強を始めてみました。

 

そもそもAIとは

人工知能、AI、なんでもできる魔法の機械の様に言われていますが、個人的には少し違和感があります。

 

専門家では無いので断定はできませんが、現状のAIは

  1. 人間が何年、何十年、あるいは1人では一生かかっても到底学習できない量のデータを学習し
  2. データから何らかの特徴を見出し
  3. プログラミング以外の入力に反応する

というものではないかと思っています。

つまり、あり得ない量の試行錯誤を出来る機械、ということですね。

 

だけ、といっても、それが凄いところなのですが…

 

似た言葉に機械学習がありますが、機械学習は1と2のみのことを指すと自分は理解しています。

音声認識や言語解析、画像認識や各種センサーとの連動が入ってくると、AIに近づくのかなと。

もしくは、1と2のみであっても、圧倒的な能力を有する場合にはAIと呼ばれていると思います。

 

そして、AIの話題になると必ず出てくるのがディープラーニングというキーワードです。

こちらは機械学習の仕組みの1つです。

それはそれは、今まででは考えられないぐらい膨大な処理を行います。

 

定義が無いので曖昧ですが、機械学習の方法としてこのディープラーニングを採用し、なおかつ人の行動や事象を入力とするときに、AIと呼ばれるのでは、と思っています。

 

ある画像を見てそれが何なのか、人間も文章化出来ていな様な特徴をデータとして解析し、判断を下す。

様々なデータの関係性や境界を見出す。

このあたりがAI、並びに機械学習の得意分野です。

 

一方で、自分が勉強不足なだけかもしれませんが、結局『答え合わせ』をしてあげないとAIは学習できません。

↑ここ、もう少し深く勉強せねばと思っているところです。

 

人間だって、長い歴史の中でありとあらゆるものの正解を、親、先生など、信用できる人から教わることで、それを正解と認識し、それが脈々と受け継がれているわけです。

だとすれば、やはりAIが学習する際にも、結局は人間が答えを教えてあげなければいけないわけなのだと思います。

 

かく言う自分も、AIは一度開発すれば勝手に学習を進めて、勝手に賢くなっていくものかと思っていたのですが…

 

一方で、最も例示されることの多い囲碁や将棋。

これは非常にAIにマッチするお題です。

なぜなら、勝手に賢くなっていくことが可能なためです。

 

例えばカエルアンコウを見分けるAIを開発する場合。

『カエルアンコウ』という正解は、人間が都度判断をする必要がありますよね。

ということは、学習させるデータは人間が作ってあげる必要があります。

全ての写真に遺伝子データでもくっついていれば別ですが…

 

しかし、囲碁や将棋などの答え、つまり勝敗は、『こういう状態が勝ち』という明確なルールがあるため、機械にも答えを判断することが出来ます。

したがって、駒の動かし方、勝敗の判断基準、だけを教えて、2台のAIを延々と対戦させることで、勝手に賢くなるわけですね。

 

で、ダイビングにどうやって活かす?

写真からウミウシ、魚を自動判定

真っ先に思いつく活用方法ですね。

一方で、ただでさえ生物相な豊かな日本の海。

それが日本でダイビングを行う醍醐味なのですが、ここが話をややこしくする気がします。

何万種もの生物の特徴を学習させるためには何百万、何千万という数のデータが必要になるはずです。

しかも、雄相、雌相、TP、IP、幼魚、個体差…

これだけの量のデータを用意することが出来るのか…

 

ひとつだけ断言できることは、どんなに優秀なAIであっても

ハタタテダイとムレハタタテダイを一般的な写真から判断することは不可能!

なのでは無いかと思います(笑)

 

いや…もしかしたら出来ちゃうのかな…

 

気象データから翌日の海況を予測

都市型ショップの皆さんにとって、翌日のポイント選びは悩みの種ですよね。

ただ、これもハードルが。

 

そもそも各ダイビングスポット、ピンポイントでの気象データって存在しないんですよね。

答えはあっても、元データが無いことには学習できません。。。

 

ちなみに、どちらかというと機械学習の範疇ですね。

 

いくつかの質問から最適なガイドスタイルを提案

だんだんやぶれかぶれです。

よくあるフローチャートみたいになってしまいそうですね…

一方で、現在AIと称しているものには、同じ程度の物もありそうな気がしています。

 


 

当然といえば当然ですが、そんなにすぐに具体的かつ素晴らしいアイデアが出るわけありませんね。(笑)

 

現在、機械学習の勉強を進めていますが、まずは何かひとつ、1日も早く試作品を作ってみたいと思います!

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