ダイビング業界が年に1度のお祭り、マリンダイビングフェアで沸き立つ中…
衝撃的な情報が回ってきました。
なんでも八幡野港に流れ込む八幡野川上流でメガソーラー建設の計画があるのだとか。
さらに悪いことに、建設中の土砂や雨水を八幡野川に流すらしい…
これは東伊豆の海がピンチ!!
山の環境が変われば海の環境が変わるのは明白ですよね。
もちろんこれに対して漁協やダイバーが反対運動を起こしている様です。
KEEP clean ocean Jogasaki Coast(facebookページ)
当然ダイビングに携わるものとして建設計画には反対する気持ちでいっぱいです。
いっぱいなのですが、こういう時は敢えて相手側に立って考えてみたくなるもの…
叩かれそうな気もしますが、敢えて反対運動に関して思うことを書いてみたいと思います。
あくまで東伊豆の海に悪影響が出ることには大反対で、こんなブログであっても情報拡散の一助になれば、という想いなのでご容赦ください。。。
私たちが反対活動する理由。
年間8万人を超えるスキューバーダイバーが訪れる、
日本有数のダイビングエリアである伊東市。
特に日本のレジャーダイビング発祥の地ともされる
城ヶ崎海岸エリアは、高い透明度を誇り、
年間を通じ多くの生き物を観察できることから、
伊豆半島内でも人気1、2を争うダイビングエリアです。このメガソーラーパーク建設計画では、
工事中及び建設後の雨水・土砂等の放流先はダイビングポイントである
八幡野港に流れ込んでいる八幡野川となっています。
ただでさえ、台風や大雨の際、大量の泥水が流れ込む八幡野川に
さらなる土砂等が流れ込んだ場合、
城ヶ崎海岸エリアの海が長期間にわたり茶色く濁り、
沈んだ泥が海の生態系に大きな影響を及ぼすことになるのは明白です。さらに事業者の計画では100年に1回起こる降雨強度で計算し計画されてるとのことですが、
近年大規模災害化している降雨に対し、このような計画で本当に耐えうるのか、甚だ疑問です。大量の土砂流入などにより、海が汚れるということは海の生態系を破壊し、
日本有数の景勝地でありダイビングエリアとしても有名な城ケ崎海岸を訪れる観光客・スキューバダイバーだけでなく漁業関係者に多大な影響を与えることが予想されます。
………
残念ながらどれも根拠が薄い様に感じてしまいます…
土砂流入が問題なのか、森林伐採が問題なのかも不透明…
環境保護の話と強度の問題がごっちゃになっている様な感も…
ページもWIXで、独自ドメインでもないですし…
なんだかどうしても、反対の根拠が弱い様に感じてしまいます。
facebookページで応援のコメントを残している人の中には、建設事業者が『合同会社』というだけで『怪しい企業』認定をしている人もおり、どうしても感情的な、反原発と同じニオイを感じてしまいます。
自分でも調べて驚いたのですが経済産業省・資源エネルギー庁によると、発電事業者全566社のうち…
株式会社:390社
合同会社:124社
ほか(自治体等):52社
と、1/5が合同会社なんですよ!
(弊社も合同会社なので、どうしても弁護したくなってしまいました笑)
一方で建設事業者側からの情報も、ちょっと調べるぐらいでは全く出てこないので、建設の正当性は全く不透明。
今回の計画に関して、仮に実現すれば日本でも20位以内の規模となる様なので、環境に与える悪影響と好影響、どちらも大きなものとなるのではないでしょうか。
好影響もあるとなれば、計画見直しに持ち込むことは一筋縄ではいかないことでしょう。
一方で、メガソーラー建設に関しては各地で反対運動が巻き起こっている様で、高知県・四万十市では建設計画の不許可という事例もある様です。
こういった事例を基に
森林伐採が海洋環境に与える影響
同試算
同事例
河川への土砂流入が海洋環境に与える影響
同試算
同事例
その影響によって生じる漁業の損失額試算
同観光産業の損失額試算
環境への負荷を軽減するための代案
などなど、海を愛する人々、環境保護に熱心な人々、それだけでなく、あまり興味がない人でも客観的に納得できる、説得力のある論をもって建設計画の見直しに持ち込んでもらいたいと切に願っています。
あーーーー!
東伊豆に潜りに行きたくなって来たっ!
頑張れ東伊豆!