ダイビングショップのHPはWordpress!
といつも言ってきました。
ダイビングショップのHPにWordPressが最適な2つの理由
今回はちゃぶ台をひっくり返したいと思います。
ダイビングショップの”既存顧客向けページ”はGoogleサイト!!
Googleサイトとは?
Googleが基本的に無料で提供しているサービスです。
これまでもご紹介してきたGoogleフォームやGoogleスプレッドシート同様、GoogleDrive内で管理することが出来ます。
名前の通り、Webサイトを公開することが出来るのですが、専門的な知識は一切必要とせずにページを作成することが出来ます。
背景
特定のコミュニティーに向けてのみ情報を準備するページを作りたかったのが事の始まりです。
ページ数は10ページ程度、今後増えたとしても100ページ程度で、ブログなど日々の更新は想定していないページです。
ページ数が10~100程度といっても、フォーマットは以下の様なイメージ
- TOP
- ダイビングスポットのTOP
- 各ダイビングスポットのページ
- ダイビング器材のTOP
- 各ダイビングスポットのページ
- ダイビングスポットのTOP
つまり、ページのフォーマットとしては
- TOP
- ダイビングスポットのTOP
- ダイビング器材のTOP
はそれぞれ作るとして、ページ増加が考えられる
- 各ダイビングスポットのページ
- 各ダイビング器材のページ
に関しては、1度フォーマットを作ってしまえばコピペでOKだと考えました。
ということで、イチからスクラッチで構築を試みました。
※スクラッチ:特定のパッケージなどを用いず、最初から開発していく手法。1文字1文字コードを書いていくイメージ。
当然といえば当然ですが、断念しました。
出来ないことは無いと思うのですが、とにかく面倒…
今回のテーマに費やす時間としてはあまりに時間がかかりすぎてしまうことがすぐに予想されたので、断念しました。
次に考えたのがWordpress。
ブログなどの更新が無いので完全にオーバースペックなのですが、まぁ良いかなと。
しかし…
結局、Wordpressはブログを表示することに最適化されています。
少しカスタマイズすれば弊社『だいがく』内、DETCH!のページのように、”情報”をフォーマット化して表示することも可能です。
http://divers-ei.com/detch_shop/
が…これもカスタマイズがなかなか面倒…
結構パワーが必要なんですよね。
そこでたどり着いたのがGoogleサイトです。
簡単にページが作れることはわかっていたのですが、フォーマット化には向いていないかなと思い、選択肢から外していました。
が…よくよく考えたら通常のサイト構築では使えない、ページをそっくりそのままコピペ、という奥の手がGoogleサイトなら使えることに気づきました。
1ページ作って、コピペして、情報だけ差し替える。
必要十分です。
さらに、Googleサイトは基本的にGoogleドメイン内での公開で、独自ドメインを使えない時点で固定概念から選択肢に上がりませんでした。
が…よくよく考えたら特定のコミュニティーにだけ見せられればいいわけです。
独自ドメインで無いことによる信頼感低下を心配する必要はありませんし、検索流入だってハナから期待していません。
というよりも無い方が良いわけです。
こんな理由から、今回はGoogleサイトを選択することにしました。
前置きが長くなりましたが、使ってみた感想としては。
最高
です。
最近はPCよりもスマホの方が圧倒的に閲覧デバイスになる可能性が高く、スマホなどへの対応も自動で行ってくれる点も素晴らしいですね。
こんな時に活用出来る
改めて、ダイビングショップにとっての利用価値を考えてみると
既存顧客向けのページ
であれば十分に活用できると思います。
- ツアー情報
- イベント情報
- 割引情報
などなど
既存顧客向けに、ご自身で、簡単に、発信していくのには向いているサービスだと思います。
使い方
以下のURL、もしくはGoogleDriveからページを新規作成します。
ページヘッダー
全ページに共通するヘッダーを入れることが出来ます。
ロゴ画像と文字を入力することが出来ます。
ヘッダー背景の色は、白・黒・透明の3種類です。
ページタイトル
こちらも画像と文字を挿入することが出来ます。
また、サイズも文字のサイズは4種類、タイトルエリア自体のサイズは3種類から選択することが可能です。
各要素の挿入
全て『挿入』タブから行います。
文字
『テキストボックス』をクリックすると文字を記入することが出来ます。
文字のサイズは3種類。
もちろん文字にリンクをかけることもできますし、そのほか
- 番号のついた箇条書き
- 番号のつかない箇条書き
- 太字
- 斜字
- 取り消し線
- 左・右・中央・両端揃え
- 背景色の変更
- コード提示に適した表示(使うことはないと思いますが…)
を行うことが出来ます。
画像
『画像』をクリックすると画像を挿入することが出来ます。
画像のサイズは端点のドラッグで変更できるほか、画面よりも小さい画像であれば、画像自体をドラッグすることで自動的にグリッドラインが現れ、任意の位置に配置することが出来ます。
WEBページ
『URLを埋め込む』をクリックすると他のWEBページを埋め込むことが出来ます。
GoogleDriveのファイル
ドキュメントやスプレッドシート、スライドなどを埋め込むことが出来ます。
YouTube
YouTubeから動画を検索して埋め込むことが出来ます。
カレンダー
ツアースケジュールなどマイカレンダーを挿入することが出来ます。
地図
任意の場所を表示したり、マイマップを挿入したりすることが出来ます。
順番の入れ替え
各要素の順番の入れ替えは、要素左側の点が細かく並んでいる部分をドラッグ&ドロップで可能です。
要素の削除とコピー
要素の削除やコピーももちろん行うことが出来ます。
ページの追加
『ページ』タブからページの追加、コピー、削除を行うことが出来ます。
ページ自体のコピペが意外にポイント高い部分です。
キャプチャを取ってから気づきました…2ページ目と打つはずがタイプミスしてますね(笑)
テーマの変更
膨大な種類があるわけではありませんが、『テーマ』タブから色味やフォントなどを変更することが出来ます。
ページの公開
『公開』ボタンをクリックし、任意のURLを設定することでページを公開することが出来ます。
Googleの検索に引っかからない様にすることも可能です。
まとめ
Googleサイトのメリット
- とにかく簡単
本当に簡単です。直感的に操作できます。 - コピペが可能
本当にこれ、大きいです。 - カレンダーやマップとの連携が簡単
ツアースケジュールやダイビングスポットの紹介には向いていそうですね - 勝手にスマホ対応してくれる
何から何まで素敵すぎます。
Googleサイトのデメリット
- 細かいデザインは出来ない
一方で、万人にみやすくスッキリとしたデザインではあると思います。 - 初見の人には信頼性が低いと感じられてしまう可能性
独自ドメインが使えないので仕方ないですね… - 検索流入を狙うなど、集客には不向き
独自ドメインを使えない、という点でこちらもやや厳しいかと思います。 - Googleが飽きたら一巻の終わり
そんなことあるかってあり得ます。
そもそもGoogleサイトというサービス自体、Googleが長らく放置(笑)していたサービスで、2016年に再始動したので…
尚、独自ドメインに関しては、G SuiteというGoogleのビジネス向けサービス(月額600円~3000円/人)を利用している場合には、接続可能な様です。
出来ること、出来ないことはありますが、既存顧客用ページだけでなく、スタッフ向けページなど、様々な活用方法が考えられると思うので、是非使ってみてはいかがでしょうか!?
今回のテストで作ったサイト
https://sites.google.com/view/test-for-blog/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0