東京はお台場にある、大江戸温泉物語に行ってきました。
日本一の元祖温泉テーマパークと銘打つ通り、銭湯やスーパー銭湯とは一線を画すものでした。
訪れたのは2017年2月14日(火)。
バレンタインデーとはいえ、ど平日です。
※注・デートではありません笑
それでも到着すると、入場処理をする窓口には長蛇の列でした。
15分~20分程度並んで、コインロッカーの鍵に支払い用バーコードがついたものを受け取ると、まずは全員すべからく浴衣をレンタルさせられます。
もちろん、全員お揃いの館内着ではなく、男性4種類、女性5種類から選べるもの。
浴衣を受け取り更衣室で浴衣に着替えます。
更衣室を出ると、そこはまさにテーマパーク。
要はフードコート、居酒屋、レストラン、縁日の遊技場がごっちゃに同居しているわけですが、全員が浴衣で、こんな雰囲気だと、完全に非日常世界です。
なんならメインのお風呂への入り口が一番わかり辛いほど(笑)
飲食や射的など遊技場の支払いは、現金ではなくすべて手元のバーコードを読み込まれるだけなので、ついついお金を使い過ぎてしまいます。
まーーー、良く出来ていますね。
まともに遊んだら、気づかないうちにガッツリお金を使ってしまいます。
完全なる非日常空間を作りだすことで、財布の紐をゆるめさせる手法は、ディズニーランドを髣髴とさせます。
また、わかりやすいですが、全員を浴衣に着替えさせることもポイントなんだと思います。
- 凝った内装による非日常空間の演出
- 着替えることによる脳内スイッチの切り替え
- 全員が浴衣と言う非日常空間
- 現金を持ち歩かせないことによって財布の紐自体を無くす
つくづく良く出来ています。
さて。
なんでもダイビングへの応用を考えてしまうのが悪いクセ。
サウナに入りながら少しだけ考えてみました。
アイデア①水中でサザエを売ってみる
Photo by Douglas Perkins CC BY 4.0
誰しも非日常空間に身を置いたら財布の紐がゆるくなる、という仮説が成り立つとしましょう。
今回の大江戸温泉もディズニーランドもUSJだってそうですよね。
旅行中だってそうです。
で。
水中ほど非日常空間は無いわけで、水中でなんか売ってたら買ってしまうんじゃないのか??
というわけです。
魚のエサなんか売ってたら売れそうですが、さすがに環境保護的にマズイ。
サザエ(もちろんちゃんと漁協から仕入れたやつ)を水中で売ってたら、そら鮮度は抜群なわけで、エキジット後の楽しみが増えてバカ売れでは!?笑
いや、ダイビングの本質からは、ずれてしまうんですけどね…
アイデア②ショップでうまい棒を売ってみる
なんでって、僕がダイビング後、無性に駄菓子、特にうまい棒が食べたくなるからです。笑
いつも帰り道のコンビニで買って帰るわけですが、ダイビングショップに置いてあったら買うかも?
まぁ無料で置いてくれちゃってるショップも多いですが…
もちろん缶ビールなんかあったらそれはもう…
何をプラスオンするのか
ダイビングは安全上、ガイドでも講習でも、1人のスタッフが1日あたりで生み出せる収益に限界があります。
これを突破するには、何かをプラスオンしなくてはいけない。
もちろん突破する必要が無い価格帯で勝負できるのが最高なわけですが…
よくあるのは、飲食物かお土産ですよね。
ダイビング関係の便利グッズでも良いかもしれません。
真偽の程は定かではありませんが、ディズニーランドの収益のうち、チケット収入は4割程度で、残りの6割は飲食と物販だという話もあります。
ちゃぶ台をひっくり返すようですが、ショップに帰ったら至る所に販売用什器があるダイビングショップ、個人的にはちょっと嫌です。
特に現地ショップであればなおさら…
個性溢れるガイドやインストラクターが、その個性を価値に変える、そこが好きなところです。
あくまで個人的な感覚ですが。
しかし、そんな理想論だけを全員が追い求めてしまっては、立ち行かないのは明白。
常に様々なところからの刺激をダイビング流に変換し、そのうちダイビング業界にピッタリとハマるアイデアを生み出せれば、なんて思っています。