本日2018年4月18日、弊社が運営する学生ダイバー応援サイト『だいがく-ダイバーズ学園-』を全面リニューアルしました!
デザインだけでなく、カテゴリー構造、パーマリンク(URL構造)なども変更しています。
デザイン変更
before
after
具体的には
- 最上部のスライドを、おすすめ記事に変更
- トップページに表示される記事を新着6件から37件に大幅増
としています。
今回のリニューアルの最大の狙いは回遊率の改善です。
これまで、ページ閲覧/回が1.4ページ程度だったものが向上してくれればと思っています。
今回のリニューアルで数字がどう変化するか、1~2週間様子を見て、改めてご報告したいと思います!
※変化が見られなかった場合には報告しないかも…(笑)
カテゴリー変更
before
- 基礎知識
- 安全管理
- ダイビング器材
- ダイビング用語
- スポット紹介
- 海の生物紹介
- サークル紹介
- 豆知識
- でっち日記
after
- ダイビングを知る
- 高校生(ノンダイバー)向け
- 新入生(ライセンス取得)向け
- 上級生(ダイバー)向け
- 海を知る
- 海の生物のこと
- スポット情報
- アフターダイビング情報
- サークル運営
- サークル紹介
- 活動アイデア
- 陸遊び情報
- ニュース・コラム
- ニュース
- コラム
- 小ネタ
カテゴリーを9→12に増やし、上位カテゴリーを設置しました。
また、これまで記事の内容のみによってカテゴリー分けをしていましたが、ダイビングの楽しみ方や知識ものに関しては、読み手ごとのカテゴリー分けとしました。
これも、回遊率向上を狙っての物で、自分に合った記事を探しやすくすることを狙っています。
パーマリンク変更
これまで
http://divers-ei.com/年/月/日/記事名
だったURL構造を
http://divers-ei.com/記事名
に変更しました。
これは、公開後しばらくたって記事を書き直した場合でも、URL上の日付が古いままとなってしまい、内容が更新されていることが伝わりづらいと考えたためです。
リニューアル忘備録
リニューアルを計画したのは2017年末。
それから試行錯誤をしてのリニューアルとなりました。
途中、サジを投げて外注でのリニューアルも検討しましたが断念。
なんでって、出て来た見積り、150~300万円でした(笑)
ということで結局、計画から4か月以上も経ってしまいました。
色々と試行錯誤してきた記録が誰かのお役に立てれば、ということで、書き残しておきたいと思います。
テスト環境構築
リニューアルに際して、既に膨大な量の記事があるため、実際に動いているサイトを直接いじるわけにはいきません。
これまでテスト環境が無かったのもお恥ずかしい話なのですが、一念発起して構築しました。
データベースを共有で…
サイトを丸々コピーして…
様々なアドバイスを頂いて、逆にわけがわからなくなっていたのですが、結局、サイトを丸々コピーすることにしました。
そして、記事の内容は現行サイトと同じものでサイトを作り込み、公開時にはまるっと入れ替える、という作戦です。
データベースのコピー
WordPressは各種ファイル+データベースなので、その両方をコピーしなくてはいけません。
データベースに関しては、単純にエクスポートして、新たなデータベースにインポートで済むと思ったのですが、少しだけつまづきました。
なぜかうまくインポートされない…
どうやら原因は
詳細→生成オプション→「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加するに
ここにチェックが入っていないことだった様です。
参考:【WordPress】phpMyAdminでDBのバックアップと復旧(エクスポート・インポート)を行う方法ほか
ディレクトリ(ファイル)のコピー
ここで大きくつまづきます。
サーバー上でファイルをコピーするにはファイル数が多すぎます。
そこで、FTPソフトというものを使って一度PCにファイルをダウンロードし、別のディレクトリ(サーバー上のフォルダ)にアップロードを行います。
が…
普段使っているFFFTPというソフト、めちゃくちゃ時間がかかる…
仕方が無いので一晩PCをつけっぱなしにしておき、朝見てみると…
ダウンロードエラー!!!
泣きそうでした。
どうやっても途中でダウンロードエラーを起こしてしまいます。
なんせ3万件以上のファイルが存在したので、手動でやるわけにも行かず…
FFFTPは多量のファイルを扱うのに弱い&転送速度が遅いという情報を複数発見したので、FileZillaというソフトを導入。
3万件のファイルも数十分でダウンロード&再アップロードできました。
サブドメイン設定
test.divers-ei.comというサブドメインを作り、テスト環境を割り当てます。
データベース設定変更
このままでは、データベース上のアドレスは全て、現行サイトのままです。(コピーしただけなので)
そこで、以下のツールを使ってデータベースを書き換えます。
Database Search and Replace Script in PHP
参考:WordPress移行時にURLをSQLで直接一括置換はダメ! 「Search and Replace for WordPress Databases Script」を使おう
外部のスクリプトはなんだか不安ですが、WordPress公式サイトでも紹介されている公式な方法なので、信用します(笑)
Basic認証
このままだとテスト環境は誰でも見れるだけでなく、Googleロボットに巡回されてしまうとコピーサイト認定をされてしまい、現行サイトの評価がだだ下がりする可能性も否定できません。
ということで、鍵をかけます。
新規記事やリライトの反映
現行のサイトで記事を新たに追加した場合や、書き直しを行った場合には、忘れずにテスト環境でも同じことを行う様にしました。
公開
リダイレクト設定
今回のリニューアルではパーマリンクの変更があったため、このままでは過去のURLと新たなURLで別のページとみなされてしまいます。
つまり、せっかく高評価を得ている記事の検索順位も下がってしまうということ。
また、SNS上などに貼られたリンクも全て無効となってしまいます。
ということで、301リダイレクトという方法をつかって、旧URLで飛んできた人を自動的に新URLに飛ばす設定を行います。
参考:パーマリンクを変更したらリダイレクトしよう|同一ドメイン・正規表現・301
データベース設定変更
新サイトが完璧に完成した状態で、データベース上のアドレスを全て、元々のものに戻します。
これを行うと、今後テストサイトは正常に表示されなくなります。
誰も見ないものなので、良いんです(笑)
Basic認証解除
このままだと新サイトに鍵がかかったままになってしまうので、外します。
ドメインの向き先変更
新たなディレクトリに、改めてドメインを設定しなおします。
これで、元々のアドレスで新サイトが表示される様になります。
Google先生への通知
今回のリニューアルではパーマリンクの変更とカテゴリー構造の変更を行ったため、サイトマップをGoogle先生に改めて通知します。
Search Consoleのサイトマップ送信で完了です。
旧サイトを新たなテスト環境に
このままだと、旧サイトがいつどこでGoogleに検知され、コピーサイト認定をされてしまうかわからないので、テスト環境構築の手順に従って、こちらを新たなテストサイトにします。
わかったこと
サイトリニューアルは新規構築の数十倍大変
ということですね。(笑)
しかし、今回こうやって経験したことで、対応出来るようになったかなと思います。
新規構築よりも手間がかかる分、費用は上がってしまいますが、ご相談、お待ちしています。
気づけば夏の足音が近づいているので、ご相談はお早めに!