昨日のお話
に続いて、再び調査結果のお話です。
みなさんのお店、どんなきっかけで知ってもらったのでしょう??
クチコミ?
Facebook?
Twitter?
そのきっかけと、何が印象的だったかを知っておくことは、非常に重要だと思います。
さて、弊社では学生ダイバー応援サイト「だいがく」による学生ダイバーサポートだけでなく、実際にとあるダイビングサークルの運営サポートをさせて頂いています。
そんな中、昨年度の新入生勧誘活動、いわゆる新歓にて、いくつかのサークルにご協力頂き、サークルを知ったきっかけについてアンケートを取りました。
これによって「学生」がどんなところで情報をキャッチし、何が印象に残りやすいのか、を紐解こうという試みです。
対象が学生なので、現在のターゲット顧客に合致するこお店は少ないかもしれません。
しかし、少なからず若年層のゲストには近しい行動が予想されることや、10年後のメイン消費者となる層なので、ご紹介したいと思います。
尚、調査結果の詳細については、先述の「だいがく」内の以下の記事でもご紹介しています。
大学サークルの新歓とは?
調査結果のご紹介の前に、大学サークルの新歓活動では、何をやっているかをご紹介したいと思います。
最終的には、いわゆる「新歓コンパ」に来てもらい、さらにその来てもらった人に向けて、サークルへの加入を促します。
つまり、新歓活動最終ゴールはサークルへの加入ですが、第1のゴールは新歓コンパに来てもらうことです。
そして、新歓活動のスタートはあまたあるサークルの中でなんとかして目立ち、認知してもらうことです。
認知を獲得するため、主な作戦は以下の通りです。
- ガクサー(大学サークル検索サイト)
- ビラ配り
- HPの整備
特に最近の主力はTwitterで、「●●大学新入生用アカウント」というアカウントにリツイートしてもらうなどして、情報を拡散しています。
調査概要
調査対象
都内協力ダイビングサークルの新歓に申し込みをした大学生
総数:376名
大学数:84大学(一部短期大学、専門学校含む)
男女比:男性38.1% 女性61.7%
調査時期
2016年2月~4月
調査方法
新歓申込フォームにアンケートを内包して実施
設問
Q1.このサークルを知ったきっかけを教えてください(複数回答可)
- ホームページ
- ガクサー
- ビラ
- 先輩・友人からの紹介
- その他
Q2.その中で一番印象に残った物を教えてください(単一回答)
- ホームページ
- ガクサー
- ビラ
- 先輩・友人からの紹介
- その他
結果概要
全体から見ると、やはりTwitterの重要性は言うまでもありませんが、紹介も同様に多く、また、ビラもまだまだ存在感を示している結果となりました。
また、男女別で見てみると、男性は女性に比べてホームページやガクサーなど、自分で情報を獲りに行っていることがわかりました。
逆に女性は、男性以上にTwitterが強い事と、クチコミが重要であることがわかりました。
他に目立つ点としては、1年生には特にビラ配りが効果的であることが分かりました。
まとめ
今回の調査の結果から
Twitterでのプロモーションが超重要!
と早合点してはいけないと思いますが、何かの参考にして頂ければ幸いです。
また、よくダイビング関係者の方から
学生サークル作るにはどうしたらいいの?
と聞かれることがあります。
答えは、今回の調査結果に従って…
ではなく、正直、難しいでしょう。
今我々が運営のサポートをしている学生サークルは、どこも我々が学生だった頃から携わっているサークルです。
あくまで運営主体は学生であるからこそ上手く回ります。
もう少し踏み込むと、サークルの立ち上げにはかなりのパワーが必要です。
ダイビングサークルが立ち上がる条件としては
圧倒的なパワーを持った学生の存在
と
下心なく全力でサポートできるダイビング事業者の存在
が揃ったときにだけ、ダイビングサークルが立ち上がるのだと思います。
あり得ないとは思いますが、Twitterやビラ配りぐらいは若いスタッフでごまかせても、そのうち学生でないことはバレるので、やめましょう…笑