ダイビングに従事する人間の価値観とは??

ダイビング業界では、そこかしこから人材不足の声が聞こえてきます。

我々がダイビングショップ様とお話させていただく際も

「誰か若い子で業界入りたい子いない?」

が定番のセリフになっています。

 

現場を見渡してみると、沖縄本島や石垣島などのリゾート地以外、若手スタッフはごく少数な気がします。

このままだとダイビングをしたい人がいても、提供できる人が絶滅してしまう…

 

さらに、学生たちからは無邪気にこんなことを聞かれることがあります。

「ダイビング屋さんって儲からないんですかー?」

 

仕事選びの基準は、お金以外にも色々あるでしょ!と、ひっぱたきたいところですが(笑)

 

さて、そんな中、興味深い調査結果を発見しました。

永江一石氏のブログ

新卒の人気企業ランキング見て思うこと(わかってなくて入社するのは不幸)

の中で紹介されている調査結果です。

 

株式会社インテリジェンスのDODAが運営するキャリアコンパスが実施した以下の調査

お金、やりがい、時間…仕事で大事なのはなに? 業種別で徹底調査!

では、業種ごとに、働く人々の価値観を調査しています。

 

そう。

仕事にはお金だけじゃなく、時間や、やりがいも重要な要素ですよね!

<以下、グラフは調査結果から引用>

Q1. あなたは「お金」「時間」「やりがい」のうち、仕事において何を重視しますか?

この中で言うと、ダイビング業界はサービス業に分類されるわけですが、農林漁業に近い側面も持ち合わせているのでは、と自分は感じています。

それを踏まえて更に細かい調査結果を見てみると…

 

Q2. 以下のA・Bの選択肢のうち、しいていえばあなたはどちらの仕事に就きたいですか? それぞれAかBをお選びください。

選択①
A:無理のない労働で、生活に困らない最低限の収入を得る仕事
B:他の人よりハードに働くかわりに、高い給料を得られる仕事

 

選択②
A:やりがいはあるが、給料がそこそこの仕事
B:やりがいはないが、給料が高い仕事

 

選択③
A:労働時間は長いが、給料も高い仕事
B:労働時間が短く、給料も低い仕事

 

選択④
A:やりがいはあるが、労働時間が長い仕事
B:やりがいはないが、労働時間は短い仕事

 

考察

サービス業

Q1では全体と比較して、やりがいを求め、時間と給料をやや犠牲にできる、という感覚の様です。

Q2に関しては全て全体とほぼ同じ数字となっているのは、どういうことでしょうか…

 

農林漁業

Q1では全体の中でも唯一、時間を最も大事にするという結果です。

Q2では

ハードに働くぐらいなら、無理なく最低限の収入

労働時間は長くても、その分収入が上がるなら可

という傾向が見て取れます。

 

自分がこの質問をされたら…

一番大事なのはやりがい

無理なく最低限の収入でOK

給料低くてもやりがいが欲しい

給料が上がるなら労働時間長くても良い

やりがいあるなら労働時間長くても良い

 

と答えますかねー。

 

皆さんはどう思いますか??

もしダイビング業界の方々に聞いた結果が、サービス業や農林漁業とは別の業種の傾向値と似ていたら、それはそれで興味深いですね。

 

ダイビング業界で働くということは、世間的には特殊な職業だと思います。

以前、個人のfacebookで以下の記事をシェアしましたが、この様なダイビング業界で働くことに関する情報が現在はほとんど無いと行っても良い状態です。

【シゴトを知ろう】スキューバダイビングショップスタッフ 編|マイナビ進学U17

 

ダイビング業界に入ってくれる人材を増やすためには、この様な情報を増やしていく必要があると考えています。

 

こういった情報が整備されて

既存のスタッフ達が、かっこよく(イキイキと)仕事をしていて

そうなるためのステップがなんとなく見えて

目先、どんな仕事をするのか、が見えてくると

ダイビング業界に入ってみたい人も増えるのかなーなんて思います。

 

絶対に他の仕事では体験できない経験を出来る、魅力的な仕事であるはずですからね!

 

ニワトリ・タマゴですが、ダイバーが増えるためにも、ダイビング業界の人材が増えて欲しいと願っている今日この頃です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です