みなさんも店番をしていると、営業の電話がかかって来る事があるのではないでしょうか?
最近あまりかかって来ていなかったため、思わず出てしまいました(笑)
普段から営業電話に対しては、昔、電話営業をやっていたことがあるので、いわゆる”ガチャ切り”はしないようにしています。
丁寧に『考えていないので…』とか『いま忙しいので…』と逃げるのですが、少し手が空いていたこともあり、試しに受けてみることに。
案外営業を受けるの、嫌いじゃないんですよね。(笑)
しょうもない営業なら論破するのが楽しいですし、そうでなければ勉強になるので。
さらに、ついこの前、新たな情報に触れることの大事さを確認したので、何か面白い情報がある可能性も少しだけ期待しました。
結論から言うと、ベテランの電話営業って凄いですね(笑)
感心してしまいました。
ちなみに電話をかけて下さったのは某大手グループ傘下のWEB系の会社です。
まずは冒頭。
最初はスムーズに会話をしていたのですが、段々声から緊張が伝わって来るように…
ふと”もしかして時期的に新入社員?”と少しかわいそうになったので、もういいかなーと思いながらも話を進めてあげることに。
今思うと、話の冒頭はトークスクリプト(カンペ。大抵電話営業の場合は作る)に従って、何度もロールプレイング(練習。これも必ずやる。)した内容だったので、スムーズな会話だったのが、だんだん話が込み入って来て、彼にはわからない内容になったから緊張したのかな…
話を少し進めると、『これを専門でやってるコンサルタント(だったかマイスターだったか、なんかそんなの)』に繋ぎます、との事なので、快く応じてみました。
何か新しい情報でも手に入るかなと思ったので…
いやー、ここからが凄い。
電話営業のプロフェッショナルです。
どこかで聞いたことのある営業トークテクニックがふんだんに散りばめられた会話。
それもまったく嫌らしくなく、単純に凄いな、と思いました。
例えば…
『ちなみに』(聞きづらいことを聞くときの魔法の言葉)
『仮にやるならお支払いは現金とクレジットとちらが…?』(二者択一)
『私が責任者でやっているので(ちなみに後ほど頂いたメールの肩書はサブマネージャー)』
『ぶっちゃけうちとしては…』(特別感)
『ここまでは出来ますが、ここからは御社の努力次第です』(限界があることもさらけだす)
『僕もスノボで…』(共感)
『●●万円はうちが負担します』(要は値引きですが伝え方次第)
『今の温度感はどのくらいですか?それを100に持って行くには何をクリアにしたらいいですかね?』
などなど…
他にも様々、思わず答えてしまう様な質問や、思わず『悪くないかも』と思わせてしまうトークでした。
終盤は、どうしてもこの電話でYESの返事が欲しいのか、若干強引になり始めたので資料だけもらって逃げようとしたのですが、それでも『明日また電話ください』の一言を言わされてしまいました(笑)
これだけのトークが出来たら、普段の生活でも何かとうまく行きそうですね(笑)
ちなみに…WEB系の電話営業の場合、特に小さな会社の電話営業に関しては、敢えてこちらからWEBの専門用語を使うことで、たいていの会社は引き下がります。
逆に、それでも引き下がらない場合は、ある程度自社サービスに自信を持っている気がしています。
今回のお話も、まるっきり悪いお話では無いので、慎重に検討はします。
検討はしますが、さすがに明日のお返事は無理です(笑)
電話をくれた方、もし見てたらそーいうことで…
それにしても、営業電話ってWEB系の会社からばかりですよね。
WEB系以外の会社が電話営業したら、逆に目立って効果があるのかも…
じゃあ何の会社、って他にはあまり思いつきませんが(笑)
いつもの様にダイビングショップも…
と行きたいところですが、BtoCの場合は電話営業が可能なのは金融系ぐらいでしょうか。
なんせ、顧客になりえる層はほとんど働いているわけで、自宅にはいないですからね(笑)
最後に、電話営業をしている会社の皆々様、本当に価値あるサービスの営業電話であればやぶさかではありませんが、よくあるSEOやHP作成あたりは間に合ってますのであしからず。