最近は朝起きてスマホでGoogleAnalyticsを開き、前日の『だいがく』アクセス数の概要をつかむ。
そんなことが日課になっています。
寝ぼけ眼で眺めるだけなので、細かく数字を追っているわけではなく
『昨日は一昨日よりも来てるかな?先週の同じ日よりも来てるかな』
といった程度のものです。
増えていれば次の記事を書くモチベーションになりますし、減っていても同じく頑張らねばというモチベーションになります。
今日、2017年7月27日(木)もいつもと同様、ほとんど脳みそが動いていない中、GoogleAnalyticsを開けました。
ほうほう、昨日は一昨日とほぼ同じ、先週の木曜日ともほぼ同じ…はっ!?
見たことのない数字が飛び込んできました。
リアルタイム:140
これは、”今”、まさに”今”、140名の方が『だいがく』を訪問してくれているということです。
学生ダイバーをターゲットにしていることもあってか、『だいがく』のアクセスピークは夜。
22時頃がピークです。
朝はリアルタイム、あっても数件ということがほとんどなので、我が目を疑いました。
しかも、頭の中が『?』マークで溢れているうちにみるみる数字が増えて行きます。
正直、GoogleAnalyticsの誤作動を疑いました(笑)
もしくは何らかの攻撃を受けているか…
起床して約10分、ようやく頭が働くようになってきて、ひとつの可能性を思いつきます。
これ…『泊まれる水族館』がテレビで特集されて、そのワードで検索1位のうちの記事がアクセスされているのでは…?
すぐにテレビをつけてチャンネルを回します。
加計学園…
元Speed議員の不倫疑惑…
稲田防衛大臣の資質が…
韓国ドラマw(←もちろんテレビ東京です笑)
おかしい。
例によって、どうでもいい、もしくは飽きてきた普通のニュースばっかり。
ひとつチャンネルを忘れていました。
そう。天下のNHK。
ビンゴ。
既に『泊まれる水族館』という時間は終わったようでしたが、『泊まれる○○』という特集が組まれていた様です。
NHKをつけたときには『泊まれる水族館』は既に終わり、少しすると『泊まれる○○』という特集自体が終わったのですが、それでもリアルタイムはみるみる伸びて行きます。
最大で507まで行きました。
テレビを見て、気になった話題をスマホで検索する
という行動をリアルタイムで体感しました。
マスの力って、なんだかんだ凄いですね…
どんなユーザーが来た?
テレビ、それもNHKを見てスマホを検索するユーザー。
どーせそのページだけ見てすぐに離脱してしまっている
年齢層は高め?
といった仮説がすぐに出てきたので、ほとぼりが冷めた頃、どんな方が訪れてくれていたのか、見てみました。
全てがNHK由来のユーザーでは無いと思いますが、爆発したのが朝8時過ぎ、集計したのが9時半頃なので、そこまで大きくはずれていないと思います。
各用語の解説はこちらからどうぞ!
()内は昨日までの1ヶ月間の数字です。
- セッション数
991 - PV数
1453 - PV/セッション
1.47(1.54) - 平均セッション時間
47秒(1分11秒) - 直帰率
74.77%(81.83%) - 新規セッション率
93.24%(76.46%) - 年代別
- 18-24歳
9.86%(25.17%) - 25-34歳
19.72%(35.35%) - 35-44歳
40.00%(24.52%) - 45-54歳
13.94%(11.29%) - 55-64歳
10.28%(2.88%)
- 18-24歳
- 性別
- 男性
29.22%(53.77%%) - 女性
70.78%(46.23%)
- 男性
PV/セッションが下がり、滞在時間(平均セッション時間)が短くなることは予想通りでした。
ただ、特にPV/セッションに関して、今回の様な一過性のユーザーでも1.47までの数字が出るということは、普段の1.54という数字が若干低いとも言えてしまいそうです。
新規セッション率が大幅に上がるのも当然ですが、意外だったのが直帰率。
訪れたページから他のページに遷移することなく離脱してしまったユーザーの割合です。
上がると思いきや下がりました。
元々の81.83%が高すぎるということもあるのですが、どうやら
新規セッション率と直帰率は反比例する
ということの様ですね。
もしかすると当たり前のことなのかもしれませんが、ひとつの学びでした。
年代別の割合は完全に予想通りです(笑)
学生:そもそもNHKなんか見ていない
社会人(若年層):学生ほどではないが、NHKを見ている人は少ない
社会人(中堅層):NHKを見ている人も多い+すぐにスマホで検索という行動を取る
社会人(ベテラン層):テレビ→スマホで検索という行動を取る人が中堅層よりも少ない
性別で見ると普段は若干男性が多いのに、今回は圧倒的に女性です。
8時過ぎのニュースなので、主婦層が見ていた、ということが反映されているのかなと思います。
ちなみに性別×年齢でも集計すると、35-44歳女性が30.86%と、2位の25-34歳女性(13.88%)をダブルスコア超えで圧倒していました。
今回の事例からの学びと期待すること
マスの影響はやっぱり大きい
頭ではわかっていましたが、体感するとやはり違いますね。
TV放映×検索キーワード1位
はとんでもない結果を生むことがよく分かりました。
全テレビ局の海に関する特集リストが欲しい…笑
先入観も大事
一過性の流入はPV/セッションが下がる。
若年層はNHKなんか見ていない。
あまり年齢が上がり過ぎてしまうとTV→検索という行動をとらない。
8時過ぎにTVを見ているのは主婦層。
こういった、『当たり前』と思うことも、身をもって感じると説得力が違います。
世の中で言われていることを、もっと素直に受け止めてみようと思いました。
ちなみに最近気になっているのはコレ。
そのうち検証したいと思っています。
Facebookがおっさんソーシャルとか、そんなこと言ってたの誰だ→わたしだ
Google先生、褒めて!
一過性とはいえ今回の流入、特別離脱率が高いなどといったことはありませんでした。
ということはGoogle先生は純粋に『だいがく』は価値あるコンテンツを提供していると判断してくれるはず…
ページの平均検索結果掲載順位がこれで一気に上がるとは思いませんが、上がってくれれば…
これについては、1週間後ぐらいには多少動きが出る可能性があると思うので、検証してみたいと思っています。
今後も『だいがく』周りで何か特異な動きが発生した時には、今回の様にレポートして行きたいと思います。