常連のタナカさん、そろそろ100本って言ってたな、祝ってあげたいな
明日申込みがあったヤマダさん、確か初心者だったけど、何本ぐらい潜ってたっけ…?
そんな場面、経験はありませんか??
などでお話した顧客管理、その一環として経験本数まで把握できたらなーなんて場面はあるかと思います。
もちろんゲストは様々な店でダイビングを行うので、把握できるのは自店利用時の本数だけですが、ある程度の目安にはなるでしょう。
本数を把握するためには、自店利用回数と、その時のダイビング本数を記録・蓄積出来れば集計可能ですね!
申し込みフォームに後からダイビング本数を記録出来るようにする、という方法も良いかと思うのですが、キャンセルの可能性があること、1回のフォーム送信で複数人が申し込む可能性があること、この2つから別の方法を考えます。
それは、ダイビング当日の体調チェックです。
実際に海に出た日に、サクッとスマホで体調チェックを完了させ、そのデータにダイビング本数を紐付けてみてはいかがでしょうか??
体調チェックに関しては、以下でご紹介したGoogleFormを活用して作ってみましょう!
【GoogleForms】学科テストの手間が5分の1になる方法
日付は送信日時が自動的に記録されるので、項目として無くてもOKです!
あとは氏名と、体調チェックの項目と…
こんなイメージですね!
※参考
昭和63年度日本体育協会スポーツ医科学研究「スポーツ行事の安全管理に関する研究」およびダイビング当日のセルフチェック10ポイント(日本臨床スポーツ医学会誌Vol.7 No.4, 1999)をダイビング用に改変した体調チェックリスト。
そして、海から帰って来た時に、その日のダイビング本数を入力すればOK!
この回答から、同じ人の本数を合計すれば経験本数の把握が可能、という算段です。
と、その前に!
よーく考えてみましょう。
同じ山田太郎さんであっても
山田太郎(姓名の間にスペースなし)と入力することもあれば
山田 太郎(姓名の間にスペースあり)と入力するかもしれません。
その日に同じ山田さんが居なければ
山田とだけ入力するかもしれませんね。
常連になってきたら
たろーちゃん
なんて入力するかもしれません。(笑)
人間であれば、どれも同じ常連のたろーちゃんであることはわかるのですが、機械には全て別の人に見えてしまいます…
ということは、集計も上手く行きません。
これを解決するため、氏名(もしくは顧客番号など)を自動で、予め決まった文字列で入力出来れば、こんな問題は生まれませんよね!
ということで、今回は集計の話をする前に、GoogleFormの回答欄に予めデフォルトの値を設定する方法をご紹介したいと思います!
デフォルトの値を設定する方法
今回は、氏名をデフォルトで入力することを考えてみましょう。
1.実際の回答画面を開く
実際に回答してもらう画面を開きましょう。
2.デフォルト値を設定したい回答欄を右クリックして、「検証」をクリック
※GoogleChrome:検証 Safari:要素の詳細を表示 MicrosoftEdge:要素の検査
3.固有の名前を取得
何やらわけのわからない英語の羅列がいきなり表示されて戸惑ってしまうかもしれませんが、「name=*******」というところを探し出し、=以降をコピーしましょう。
今回の例で言うと、”entry.395646921″の部分です。
4.URLにパラメーターを設定
今回の例で、元々のフォーム回答画面のURLは以下の通りです。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdwz4alvyS2NwtL4LCFTrWyAST9sdh-C4QZvnkIsDA64gO3eg/viewform
このURLの末尾に、以下のように追記をします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdwz4alvyS2NwtL4LCFTrWyAST9sdh-C4QZvnkIsDA64gO3eg/viewform?entry.395646921=山田太郎
“?”以降の英数字は先程コピーしたもの、その後の”=”以降はデフォルトにしたい値です。
このURLを開くと以下の通りデフォルトで値が記入された状態となります!
これで確実に、同じ人には同じ書き方で入力してもらうことが出来るようになりましたね!
これを集計する方法については、またの機会にしたいと思います!
それにしても本数管理、自店だけでは限界があるので、指導団体ごとにでも一元管理出来るようになれば最高なんですが…(ボソッ)